世田谷線

大学の同期と世田谷線沿線めぐりをした。そんな路線があることを初めて知った。

待ち合わせ場所は東急田園都市線の停車駅の一つである「三軒茶屋駅」。田園都市線を利用すること自体は大学時代にちょくちょくあったのだが、基本的には渋谷への直行であり、途中下車はなかった。この三軒茶屋に関しても降りたことはなく、どんな街なのかは、既婚女性に声をかけてアンケートや健康器具のモニターの協力を得る内容の動画を通じて知るのみであった。この資料によると、この街には色狂いセレブ妻が多いらしい。私は緊張した。

三軒茶屋は小粋に古風な感じを漂わせているような街だった。何しろ駅ビルの外装がレンガ造りで生意気だ。これがあの「キャロットタワー」である。言わずもがな、三軒茶屋ではレンガのことをキャロットと言う。それはさておき。

集合時間が12時で、全員集まった段階で早速昼食に足を運んだ。向き先はここ。盛岡名物のじゃじゃ麺を食した。初の体験だ。引率してくれた友人は盛岡の出身でそんな彼曰く「岩手には3つの麺がある」。1つ目が「わんこそば」、2つ目が「冷麺」、3つ目がこの「じゃじゃ麺」だそうだ。前2者は知っていたがじゃじゃ麺はその日まで存在を知らなかった。なのでなんとなくパッとしない。合コンの人数合わせに呼ばれた冴えない男Aという感じ。まあ胃袋が満たせれば、という程度の期待度の低さで暖簾を潜って席に座り、中盛りを注文。すぐさま差し出される器。受け取り、カウンターに置く。

http://tabelog.com/imgview/original?id=r938404644