茶会

就職して1年たったことだし、ということで今年度から茶道を再開した。

茶道具店の店主に先生を紹介してもらい、通うこと半年。今日は初めての茶会だった。

 

茶会といっても次々と湧いてくる大量の客を捌くような大寄せ茶会ではなく、先生に師事している別の門弟の方が自宅の茶室で有志を呼んで催したささやかなものだ。客は先生と小生を含めて弟子2人の計3人。近くの川を逆行するように車を走らせ、もはや山里、というところにお宅はあり、「こんにちはー」と簡単な挨拶を済ませそのまま席入り。

席中もところどころで先生の指導が入り、茶会なのか稽古なのか分からない様相を呈していて「こういうのもいいねえ」とのほほんとしていた所、さりげなく出された道具が正直場違いすぎるほど気合の入ったもので、唖然とするほか無かった。

 

正客「お棗の塗りは?」

亭主「8代目宗哲です」

客一同「( ゚д゚)ポカーン」

 

正直、事前に知ってたら取り回しで拝見などしなかった。

なにしろ、「あっ」「メキャ」ってなったら、一年近くタダ働き決定である。心臓に悪い。